■コロナ感染から身を守る方法

わかり易いコロナ対処法として、医療現場で活躍されているお二人からのアドバイスをご紹介させて頂きます。

 

眞鍋 葉子医師· 2020年4月6日公開

私はクリニックで高血圧や高齢などコロナハイリスクの患者さんを診ています。

コロナ感染から身を守る方法をどうやって説明したらわかりやすいか試行錯誤した結果を皆さんにシェアします。

 

【この記事を読むと良さそうな人】

・コロナが流行っててもうちはテレワークにならない。外出自粛したくても出勤しなきゃいけない状況なのに、どうやって身を守るの?

・実際のところどうやったら身を守ったことになるんだろう。医者一家のコロナ流行中の日課を知りたい。

 

【知識で身を守ろう!知識ほど低コストな予防法はない】

 

【1.事実をどういうイメージで理解すればいいか?】

 

・ウイルスは油とタンパク質と核酸の塊で、生き物ではありません。大腸菌は餌と混ぜて容器に入れておいたら培養できますが、ウイルスは培養できません。生き物ではないのです。体内に入ったときだけ、体の中にある細胞と反応を起こして増えていきます。

 

・ウイルスは油とタンパク質(と核酸)の塊なので、身近なものでは牛乳にイメージが近いです。牛乳をスプレーボトルに入れてスプレーしたところをイメージしてください。ピシャッと飛んで、目の前の机に付いたとしましょう。白い細かい液滴がついて、やがて乾いて、机にはカピカピの白い点々が残ります。そこを触ると、手に微細な牛乳のカスがつきます。この手で鼻や口を触ると呼吸のたびに吸い込だり食べて喉に付いたりして肺に入ります。(飛沫が物に付着して感染するパターン)。

 

・さらに、牛乳をスプレーボトルではなくミスト製造機に入れてみましょう(夏場の屋外施設で冷却目的に最近見かけるあれですね)。牛乳のミストは、黄砂とか花粉のようにもうもうと遠くまで飛んでいったりしません。(ちなみに麻疹ウイルスはコロナよりも遠くまで飛ぶ図をイメージしてください)。コロナやインフルエンザのウイルスはまさにミストのイメージです。感染者の鼻や口からしゅっとミストが飛び出し、数秒〜1分単位で消えるイメージ。遠くまではいけません。2mです。これが麻疹ウイルスの空気感染とインフルや新型コロナの飛沫感染の違いです。ただし、換気の悪い密室ではミストは簡単に消えず、30分漂い続けられることがわかっています。
(※密室で30分漂うことからもわかるように、屋外の2mも目安で、実際は湿度や気流など諸条件の影響を受けもっと長い場合もあり得ます。密室でも1時間などもっと長い報告もあります。)

 

・ウイルスは、立体構造が維持されていなければ、病原性がありません。よって立体構造が維持されない状況では全て病原性を失います。つまりただのモノになってしまうのです。

例:加熱でウイルスを破壊する・・・牛乳を温めすぎると分離しますね。あのイメージです。加熱によって立体構造が壊れ、病原性が失われます。

 例:石鹸でウイルスを破壊/除去する・・・石鹸が界面活性効果でウイルスの油を壊します。よって病原性が失われます。さらに、洗い流すことによってウイルスを物理的に遠ざけてしまいます。

例:72時間放置してウイルスの自然崩壊を待つ・・・スプレーボトルから噴射されて机についた牛乳の液滴は、時間が立つと色やにおいが変化しますね。そのイメージです。新型コロナウイルスは、現在発表されているデータをひとつ挙げると、常温で72時間後までに立体構造が崩れて病原性を失います。

 例:アルコールでウイルスを破壊する…ウイルスの油が溶けて病原性が失われます。

 例:過酸化水素…油やタンパク質を壊します。よって病原性が失われます。

 

 

【2.じゃあ実際どうすれば自分を守れるのか?】

 

 大事なのは自分の手という危険物から自分の鼻と口(どちらも肺への入り口)を守ることです。

外に行ったら、「全ては『72時間で消えるペンキ』でペンキ塗りたて」だと思ってください。

 

<街中で>

 電車の座席に座ったら、「あぁ今背中とお尻にごっそり塗りたてペンキが付いたな」と思ってください。

エレベーターのボタンを押したら、「あぁ今指先にペンキが付いたな」と思ってください。

目標は、口や鼻にペンキをつけないことです。人間誰でも、うっかり手で鼻をこすったりします。なので、マスクを持っていれば、マスクをしてください。手でうっかり鼻を触らないという目的において、マスクは有効なのでマスクをしてください。マスクがなければ、ペンキ付きの手で自分の鼻や口をうっかり触らないように気を張りましょう。

髪の毛も人間誰でも無意識に触ります。ペンキのついた手で髪を触りますから、髪にもペンキがついています。

誰かが2m以内の距離でくしゃみをしたばかりの空間を通った場合は、空中の液滴がお腹や肩にもついているでしょう。

街に感染者がいる限り、その人からプシュッとスプレーされたペンキが落ちたところにはペンキが付いています。またその人が鼻をさわった手で手すりを触れば、手すり等にもペンキが付いています。その人が触ってから72時間後まで乾かないのです。

全身ペンキまみれでもパニックになる必要はありません。鼻や口に入る前に洗えばいいのです。大事なのは、全身のペンキを鼻や口に入れないことです。

 

<帰宅時>

 さて、家に帰ってきました。家の中では、マスクも外して、ペンキのことなど考えずリラックスしたいものです。

家の中をリラックスできる安全な空間にするために、それまでは「全身ペンキまみれでも鼻や口に入らなければ焦らなくてよい」と歩いていた屋外から一転、玄関ではボルテージを一気に上げて一挙手一投足を慎重に神経質にやりましょう。

外から帰ったら、鞄は部屋には持ち込まず玄関に置きます。上着も玄関に置きます。服も玄関で下着以外脱いでしまい、そのまま洗面所に直行して洗濯機につっこんでください。そのままお風呂に直行してシャワーを浴びて、髪の毛のペンキも落としていまいましょう。

これで「家の中にはペンキ持ち込んでいない!」とリラックスできます。

 

<外出先での飲食>

 ここまでお読みになってイメージの湧いている方は、「外出先で」「手を口元に」持ってこないとできない行為を思い浮かべるだけで身の毛もよだつはずです。その行為とはなんでしょうか。「食べる・飲む」です。

職場でお弁当を開けるとき、マスクを外します。ですから手を洗いましょう。周囲2メートルに人がいないか、部屋の換気は十分か確認しましょう。マスクを外している人からはペンキのミストが出ていますので、同時に至近距離で食べるのは避けましょう。「この人は咳してないから大丈夫」と思ってはいけません。無症候性感染者から出たスプレーでも感染します。

外出先で飲食しなくて済むのが一番です。でもやむを得ないときはチェックしましょう。

まず、その食べ物にペンキが付いている可能性がないか考察しましょう。その食べ物を作った人はマスクをしていましたか(弁当・惣菜類は腐らないように平時からマスク・手袋・三角巾で作っていることが大半だと思うので安心できます。調理者がマスクをしていないものは避けるか、やむを得ないときは食べる前にレンジで十分加熱しましょう)。周囲2メートルに人はいませんか。部屋の換気は十分でしょうか。そうでなければその食べ物にはペンキが付いています。

そして、自分の手にペンキが付いていないか確認しましょう。食べる前に手を洗いましたか。せっかく手を洗っても、マスクを外すときにマスクの外側を触るとまたペンキが付きます。外すときは耳の後ろのゴムを持って外しましょう。(可能ならマスクを外したあとさらいもう一度手を洗うと厳密ではあります)。

街を歩くと8割位の人がマスクをしていますが、食べるときは人間必ずマスクを外します。他の人の、マスクしていない口から飛び出したペンキが自分の食べ物に飛んできます。

 

※正確に言うと、72時間以内に誰かが触った可能性がない場所は、ペンキもついていないです。

 

※ここでいうペンキは何の比喩かというと、「人々から放たれた飛沫・エアロゾル」です。そこにはコロナウイルスの含まれた飛沫も、含まれていない飛沫もあるでしょう。これほど流行が活発化している今、無症候性で検査していない例も考慮すると、飛沫にはまずコロナウイルスが含まれていると想定すべきです。

 

※まず最低限鼻と口を触らないようにしてほしいので、鼻と口ばかり書いていますが、今回のコロナについては眼からの感染も報告されています。万全を期すなら眼鏡もしましょう。特殊なゴーグルでなくても通常の眼鏡でも、うっかり手で目を触らないという目的に対しては効果があります。(ペンキのミストに対しては効果がありません。ペンキがミストになって噴射されている場所=密室には行かないようにしましょう)。

 

※Facebook友達はもうすでに密室を避けていると信じてわざわざ書いていませんが、換気の悪い密室ではスプレーボトルではなく持続性ミスト製造機をイメージしなければいけません。咳やくしゃみのスプレーをしていない無症候性感染者であってもただ息をするだけでペンキのミストを撒き散らし、空間はペンキのミストに満ちています。しかもそれは数秒で消えてくれたりしません。屋外のように、「マスクが手に入らなければ手で鼻や口を触らないようにすればいいよ」とは言って差し上げられません。密室は危険すぎて言葉もありません。

 

<Q&A>

Q 医療従事者の感染が相次いでいます。医療従事者でも身を守れないなんて、自分は無理なんじゃないかと怖いです(ゴーグルとマスク完備で受診したハイリスク患者さんより)

 

A 医療従事者は市民とウイルスの浴び方が違うからという可能性が考えられます。

市民が遭遇するのは、感染者が呼吸・咳・くしゃみ等で体の外に出したウイルスです。
医療従事者は、もっと感染力の強い出方で人体の外に出たウイルスに遭遇します。例えば、医者は、人工呼吸器を使う前に、患者さんの口を開けて覗き込みながら、、挿管チューブというものを肺の入り口まで差し込みます。このときも咳くしゃみ等では考えられない量のウイルスが外に出てくると言われています。そのため、特殊な潜水服のようなものを顔につけて挿管チューブを入れる方法が開発されているくらい、ただのマスクでは防御できないような量のウイルスを浴びます。ほかに、身近な例では例えば、インフルエンザのとき鼻に綿棒を突っ込む検査をされたことがある方も多いと思いますが、あの検査をすると大量のウイルスが外に出てきます。綿棒を突っ込むためには患者さんの至近に顔を近づけなければなりませんから相当な量のウイルスにさらされます。

 

Q ペンキの話。実際ペンキの鼻口への侵入を防ぐとなると結構めんどくさい。実際医者一家はそこまでやっているの?
 

A やっています。実は普段から、「今日は風邪の患者さんを診察した」という日は帰り道は鼻や口を触らないよう気を張り、玄関を開けたら同様に風呂に直行し、自分が風邪をもらうのを防いでいます。(風邪患者さんを診察した日にこの手間をめんどくさがると大抵風邪を発症するので欠かさなくなりました。平時医者が毎日ノロとかインフルとか診察していても自分がかからないのには理由があるのです)。何の特殊資材もお金もいりません。いずれにせよお風呂には入るので、帰宅後お風呂に直行することで失うものは何もありません。アルコールがなくても石鹸で洗えばいいことを知っているのでアルコールが売り切れていても慌てません。

コロナ流行開始後の行動で言うと、外出先での飲食のリスクは高すぎるので、土曜午前業務の帰り道など、仕事を2時に上がっても空腹のまま、お腹が空きすぎて気持ち悪くなりながら、それでも食べずに帰宅してます。午夜までの仕事のときは食べないわけには行かないので、記事中の記載のとおりにしています。

 

Q 神経質さが要求される玄関。玄関で特に注意すべきことは他にありますか。

 

A 思わぬ危険があるのが、スマホです。外でペンキまみれの手で触ったものを、屋内に持ち込んて、せっかくきれいになった手で触ってそれを口に入れたら、元も子もありません。家の中ではスマホをジプロックに入れてジプロック越しに操作すると特別な資材なしに自分を守れます(もちろんアルコールや過酸化水素が家にあるならそれで消毒して使ってもよい)。私のスマホはジプロック越しで普通に使えます。

 

・玄関ドアのノブ、玄関の電気のスイッチも、まだペンキを洗い落としていない手で触った場所です。こちらは「外とみなして、外出時以外は触らない」のが簡便です(アルコールが余っているなら拭いて消毒してもいいですが)。宅急便受取などで玄関のドアノブと電気のスイッチを触ったあとは、手についたペンキを洗い流しましょう。

 

・マスクは何日も使いまわしている人が多いと思います。うちは玄関ドアに人数分マグネットフックをつけて、マスクをぶら下げています。玄関ドアに接する側をマスクの外側にするか、内側にするか、決めておきましょう(マスクの外のペンキがマスクの内側につかないように)。
 

・スマホまで怖がるなんて神経質な…と思う方はhttps://l.facebook.com/l.php?u=https%3A%2F%2Fwww.jmedj.co.jp%2Fjournal%2Fpaper%2Fdetail.php%3Fid%3D14278&h=AT2d8mJro9DC-S_4ben9Ai65e6_MW22a9X2nQ5uIuOs78cfjbT5yllsHFj1MDYg2pHEBhI4IN8onWxj2TYOjbgehua6AvjlTjI6TIlwH5DGhcY3eP3_sc15ZLIQbebafUbGhE8zFmq5AFkCJhoBSrkSDWCFRshnEiSKI の「5.COVID-19の感染様式」に書いてある香港SARSの話を読んでみてください。

 

Q あと医者一家がやっていることはありますか。

・アマゾンの拠点で感染者が出てからは、念の為、アマゾンの荷物は受け取ったあと72時間玄関に放置して、そのあと開封しています。(ウイルスが72時間で病原性を失うというデータに基づき)。放置して失うものはないので。

・栄養バランス等普通の健康上の注意。

 

【3.おまけ】

・この記事の9割が、全ての医者が医学生として最初の頃に習う内容です。特殊な知識ではありません。感染症の専門家でなくても誰でも知っています。知っているから、毎日ノロやインフルエンザの患者さんを診療していても、医者は感染しないのです。

・出典を聞かれると「医学生時代の授業プリントとノートです」と言いたくなりますが、強いて言えば医学生の読む参考書「病気がみえる vol.6 免疫・膠原病・感染症」等が読みやすくて良いかもしれません。ウェブ上ではhttps://l.facebook.com/l.php?u=https%3A%2F%2Fwww.jmedj.co.jp%2Fjournal%2Fpaper%2Fdetail.php%3Fid%3D14278&h=AT2iKNWIckgMDDyhn8AFImJt_0VVDRa0wXy5VSSE7Ux8KA-N5fsS9Kb0U6tHjGGkhuAHxLp-UtLlZNbE9IWM-JvgAZ33ssjioKjkDyRGlEFQyyOTDozBj7uprbEsI_R5aWQfk4KMEu3nFyuYQ2ATzehwyY7rIKy2Stb5 がよくまとまっておりおすすめです。イメージ主体の本記事とは異なり事実のみを淡々と述べていて大変わかりやすいので、本記事でイメージを持ったあとに読めば医療従事者でなくてもすっと頭に入るのではと思います。(牛乳ミストが2mで消えるというのはこの↑記事をもとにしています。ちなみに常温72時間で崩壊の方は下記↓ですがこれは英語なので興味ある方のみどうぞ。

https://l.facebook.com/l.php?u=https%3A%2F%2Fwww.nejm.org%2Fdoi%2Ffull%2F10.1056%2FNEJMc2004973&h=AT0oDhKIb54h-6C2KoXZMVFb1xjo11EpiHT8v9sMxFHkWArciMGPo4CzGEAHMrfT5BPAYpr4Fpki4__N-WvBeEzi44C-DZars2iXWgdP9IzEJrhnbV6Gr0n78duYoilypEXQ00OinGOY7qMyAMTCI6_GX_wODsC5S4lh)。
・「具体的にどうするか」の項は医療現場の「標準予防策(スタンダード・プリコーション)」「ガウンテクニック」「器械出し」等を家庭用に改変したものです。
・この記事の9割を占める「医者が皆知っている新型コロナウイルスに限らない基本的感染防御」については確立された知見ですが、新型コロナウイルスの飛距離や自然崩壊までの時間等の最新データについては今後情報がかわることもありうると思うので、その点ご了承いただければと思います。

・「外出しない」のが一番知識いらずで簡単に確実に自分を守れます。この解説はあくまで、テレワークができない職場に勤める患者さんたちが、リスクのある中どうしても通勤しなければならないという現状をまのあたりにして、身を守る方法を説明したものです。

・日本のテレワークの普及率の低さを見ると、「会社が許してくれないから通勤せざるを得ません」という人がほとんどなのでは。私の患者さんでも、テレワークになったという人は少数派です。Google発表の位置情報データでは、職場にいる人の人数の減り具合はイタリアで64%減、米国で38%減なのに対し、日本ではたった9%減だそうです。東京都ではもうちょっとテレワークが進んでいるものの、ニューヨーク州は64%減、東京都は27%減です。https://l.facebook.com/l.php?u=https%3A%2F%2Fwww.asahi.com%2Farticles%2FASN4436STN44UHBI00F.html&h=AT3eLk1KBKg4hdPaNYkRkiz5wDF5Y8AIm4n4Eow6N-62PITXcu5dVt749-JBZKQkhFXSR-fWDySdTR74nkry0x36KXiIv05Azf0XWFRHd1OQRih2JdP7PKO6UhGW6-jo0D19X1lu861ZcTtjwSzAo3ep_fBy3Nbm-e0Z

※上の新聞記事は4月4日のものです。4月19日のGoogle発表位置データでは日本が22%減となりました。減ったとはいえまだ多くの人が通勤していることが伺えます。

【追記】
思いもかけず、NHK総合とNHK NEWS WEBで取り上げていただきました。
取材いただくことになって、改めて情報のニーズを実感しました。

 

1.NHK NEWS WEBで記事をお読みいただけます。 https://l.facebook.com/l.php?u=https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20200415%2Fk10012388541000.html%3Ffbclid%3DIwAR33J5wyZjvrnsBKtFGyAtcFUQ7JdKIEs7B6D0FjS8iLwkZQ24b2J1mkYZA&h=AT1HNuxqTLsLNP-UFs4vYUdHyCT02Mc18AmIRIO91IoDJ7XWwNNlB0cgh-TNl1ym-K9YeSfWgtSD8KsCQ5FojMt1Qf4-bI8qixxN96q0w5LHYmJUNlkvGeE6_OtViYVZHC7mkzwUGQ3Gw49A1y9rYMpOoTVVBN4aUn-qSko7Xy8Cx2JT_A
 

2.NHK総合4月15日23:15「きょう一日」の中で放映がありました。現在、NHK+というアプリでも視聴可能のようです。


※ノートの中でも述べましたように、シェアしたノートの中身の9割は医者なら誰でも知っていることです。私は内科医でありウイルスの専門家ではありませんが、皆様の日々の暮らしのお役に立ちましたら幸いです。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

■コロナ対応されている看護師Aさんから

  東京の大学医学部付属病院で看護師をしている者です。  この度、4 月頭からコロナ外来に選出され、毎日 PCR 検査や入院手続きなど 実施しています。今私から最新の情報を発信できるとおもい、情報をアップし ます。  まず大事なのは漠然と怖がらないで、きちんと理解して適切に怖がろうとい うことです。空気感染ではないので、ふわふわ飛んているのではなく接触!飛 沫!人のしゃべるツバ!この見えない概念の理解が大事かなと思っています。 マスクとマスクをしていれば基本的にうつりません!  以下、100人くらい問診した結果からの情報です。

 

<症状の特徴>

コロナウイルスは7日〜10日にピークを向かえます。 1、最初に倦怠感が顕著に出る 2、頭痛がほとんどの人で出現 3、下痢(回数は多くない)も多い 4、途中から味覚と共に嗅覚も全くなくなる人が半分位いる 5、発熱 軽症:微熱がだらだらと続く      中症:39 度台くらいまで上がる      重症:38 度以上がずっと続く   特徴は一旦7日目くらいにおさまってまたぐんぐん出る   日内変動はある 6、咳や痰はあまり多くない印象 7、若くても息切れが出てくる

8、喘息や喫煙歴、糖尿病があると重篤化しやすい 9、肺炎像は両肺に淡い影がはっきりと出る  (レントゲンより CT でしか読影できないことあり、CT がいいです)

 

<現在の治療>

対症療法のみ。当院では ○発熱、頭痛:カロナール(イブやロキソニンは   )       

カロナールは 400mg〜500mg/回 3回まで ○抗生剤は基本的に効かないので飲まない ○咳:デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 ○痰:カルボシステイン ○下痢:整腸剤(ミヤ BM など)  

 

<PCR 検査を受けるまでの流れと結果>

1、発熱と上記症状があった場合保健所に電話。ひどいと2時間繋がらないと か丸2日間繋がらないという現状がある。繋がらなかったら他の近隣地域 の保健所に電話してください。

 

2、経過観察と言われることが多い様ですが、そんな時は近医にまず電話をし てから受診。だいたい上の薬+医師によっては抗生剤を出して自宅待機と なる。 

 

3、解熱しない、もしくは症状が消失しない場合は遠慮なく保健所にもう一度 電話する。

 

4、それから PCR 検査を受ける場所を指定される。

 

5、病院や検査所から直接電話がかかってきて受診の日時を聞く。

 

6、保健証と現金を持って検査場へマスクをしていく。 (保健が効けば料金は1000円程度。CT などを撮影すると6000円 程かかる)

 

7、薬が必要であれば依頼して帰宅。帰宅は交通公共機関を使わない。

 

8、翌日保健所が検体を持っていく。今検査が立てこんでいて月曜日に出した 結果が金曜日にならないと戻ってこない。つまり5日間位かかる現状。

 

9、自宅で呼吸苦が出たら保健所に電話。万が一繋がらなくて危険を感じたら

迷わず救急車を呼ぶ。 10、症状が落ち着いたら今後は PCR 検査しないで2週間後から普通の生活 になる方向。家族も2週間同じ対応で。

 

<実際にうつる場所!?>

 

1、居酒屋や外食店のホールスタッフの手が怪しい!毎回手指消毒していなけ ればウイルスのついたお皿をさげて次の人のお皿を運んでいる可能性が 十分あります。

 

2、ライブハウス系の人はよく来ます。

 

3、陽性の出た人の家族はほぼみんな陽性です。

 

4、孫が祖父祖母宅に遊びに行って濃厚接触をする。

 

5、病院関係のクラスターとその家族や、それらの人と接触した人。

 

<入院となった場合>

 

1、指定病院がなかなか空いておらず、とにかく医師が電話して探し回る場合 が多い。その間患者は待っていて家族が荷物をまとめて持ってくる。入院 したら面会は一切禁止。現金、持参薬も一切持ち込み禁止。

 

2、とにかく病室の中から出れないで対症療法のみ。

 

3、呼吸状態が悪化したら、ICU で気管挿管し人工呼吸器をつけるしかできる ことはなく、あとは患者の免疫力で回復を祈るのみ(悪化しても回復する 患者もいる)

 

4、万が一のことがあった場合は最後まで家族に電話をして状態を伝え、火葬 してから遺族に遺体を返す。入院になった時点で軽症化するまで一切誰と も会えず、そして重症化したら一気にあっけなく・・・という印象があり、 ここが怖いところです。

 

5、軽症になったらすぐに専用の移送の車でホテルへ移動して療養。結構これ は早い段階でスムーズにいきます。新患者や重症者のベッド床を確保する ために。

 

<私が気をつけていること>

1、口から入るのが一番うつるので食べる前、ドアノブなどどこも触らない状態にしてから、爪や指と指の間までしっかり洗う!これにつきます!

 

2、1 日8時間睡眠(睡眠を十分にとる)

 

3、現金は一切触らず全て電子マネー。

 

4、クラスターになっている場所や病院はできる限り行かない。

 

5、携帯電話は食事中触らない。帰宅後はまず第一に消毒してから家にいれる。

 

6、マスクの表面は絶対に触らない。ポケットにしまった手は汚染されている と認識する(マスクは基本1枚/日)

7、タクシーに乗らない。実はコロナ患者さんはタクシーで移動してる人が多 いので、タクシーは基本的にコロナウイルスウヨウヨです。

 

<患者の流れ>

1、3月の3連休で陽性となった患者の PCR 検査はピークアウトしてから実施されている。若い人が多く軽症が多い。

 

2、4/5 週はその家族が続々ときて陽性になっている場合が多かった。高齢者 にうつり、重症な肺炎も多々見られるようになった。

 

3、4/12 週はクラスター本人とその家族も一気に陽性となった印象。

 

4、陽性になった患者の同居人はだいたいうつるので適切な隔離方法を指導し ている。 

 

 ※ 必要以上に怖くなるような情報は避けたつもりです。 日本は他国よりだいたい2週間程、対策や実行が遅れている印象があります

コンサルティング、リサーチ、ビジネスマッチングの

IMG_20181203_0003.jpg

​■東京office

〒120-0035

東京都足立区千住中居町18-6-402

 

 Tel  03-5284-7507

 Fax 03-5284-7508

 

連絡先

info@crjc.net

​■埼玉CHQ

〒344-0064

埼玉県春日部市南1-1-7

ふれあいキューブ5F

Tel 048-689-3271

 

株式会社C&R